第10回 呼吸抵抗検査

当クリニックでは、モストグラフ2(図1)で呼吸抵抗検査を行なっています。

  • モストグラフ2画像

モストグラフ2は、広域周波オシレーション法を用いて、安静呼吸時の

1. 呼吸抵抗
 呼吸のしにくさ、気道が狭いと高くなる。

2. 呼吸リアクタンス
 肺を大きくしたり、小さくしたりする時の抵抗。肺の硬さ。

を測定します。

呼吸抵抗、周波数、時間経過測定結果画像2 測定結果は、図2で、呼吸抵抗(Rrs)、周波数、時間経過を三次元カラー表示します。

呼吸抵抗、周波数、時間経過測定結果画像3 健康な人は図3の様に緑色ですが、呼吸抵抗と呼吸リアクタンスの値が大きくなるにつれて、黄色、赤、青、紫と変化します。

呼吸抵抗、周波数、時間経過測定結果画像4 図4は気管支喘息患者さんで、呼吸抵抗が緑から、黄色と呼吸抵抗の増加が見られます。呼吸リアクタンスは健康な人と変わりません。

呼吸抵抗、周波数、時間経過測定結果画像5 図5は慢性閉塞性肺疾患患者さんで、呼吸抵抗が緑から、黄色、赤、青も見られ、さらに強い吸抵抗の増加が見られます。
呼吸リアクタンスも緑から、黄色、赤、青と、マイナスの大きな値を示しています。

以上の様に、呼吸抵抗検査は呼吸器疾患の診断に有用です。

また気管支喘息、慢性閉塞性肺疾患患者さんで治療中の方は、治療前後で測定し比較することで、治療効果を判定することもできます。

モストグラフ2を従来の呼吸機能検査に追加することで、呼吸器疾患の診療に大きなメリットが得られます。

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