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第4回 『高脂血症の危険度チェック』

生活習慣病とはどのような病気かご存知でしょうか?

 これは高血圧、糖尿病、高脂血症のように、毎日の食事や運動などの習慣が発症に強く関係している病気を指します。生活習慣病は病気の初期に自覚症状はほとんどありません。そのため気づかないうちに病気が進行してしまいます。そして動脈硬化が起こり、その結果狭心症、心筋梗塞など心臓の病気や脳梗塞、脳出血など生命を脅かす病気が発症してきます。今体調が悪いところがないからと放置しておくと重症化して後悔することにもなりかねません。
 今回はそのうち高脂血症について日ごろの生活を振り返り、発症の危険性について考えてみましょう。

危険度チェックをしてみましょう
 以下の項目にあてはまる数で発症の危険性が推定できます。
 以下の項目にあてはまる数が
 ・0〜3個は危険度30%。油断は禁物。高脂血症予防の生活を心がけましょう。
 ・4〜7個は危険度70%。コレステロール、中性脂肪の値は敏感に反応します。
 ・8〜18個は危険度90%。高脂血症になるのも無理はない生活です。早急に改善しましょう。

  1)太り気味である。
  2)食事の時間が不規則で朝食をぬいたり、夜食をとったりする。
  3)脂っこいものや甘いものをよく食べる。
  4)もったいなので残さず食べる。
  5)満腹になるまで食べてしまう。
  6)早食いの方である。
  7)好きな物だけを食べる。
  8)間食をすることが毎日。
  9)野菜が嫌いで魚より肉の方が好き。
  10)お酒はほぼ毎日飲む。
  11)運動不足ぎみである。
  12)糖尿病、高血圧などの疾患がある。
  13)40歳以上である。
  14)ストレスをためやすい方だと思う。
  15)家族に高脂血症の人がいる。
  16)更年期を迎えた。
  17)ほとんど座っている仕事である。
  18)テレビは1日3時間以上見ている。

 これらの危険度を認識して生活習慣を改善していくことは、高脂血症予防にはもちろん、老化の防止にも役立ちます。
 高脂血症かどうかの診断は血液検査で行います。定期的に健康診断を受けるように心がけましょう。またすでに高脂血症と診断されている方は以上のような習慣を改善して動脈硬化を予防する治療を続けましょう。